「インフラエンジニアの将来性って、本当にあるの?」
「今の仕事を続けていて、この先キャリアアップできるんだろうか?」
もしあなたが今、そんな漠然とした不安を抱えているなら、この記事はきっとあなたのためのものです。
クラウドの普及やAIの台頭で「インフラエンジニアの仕事は無くなるのでは?」という声も聞かれる中、筆者は断言します。インフラエンジニアの将来性は明るいです。
筆者は24年間のIT業界での経験を通じて、監視オペレーター年収190万円から現在の年収820万円超まで、キャリアと年収を着実に伸ばしてきました。特別な才能があったわけではありません。適切なキャリア戦略と継続的な学習によって、誰でも実現可能な道筋があることを証明しています。
この記事を読むことで、インフラエンジニアの具体的なキャリアパス5選、年収アップの戦略、そして筆者の24年間の全キャリアデータから導き出した「市場価値を高め続ける3つの原則」を知ることができます。
きっとこの記事を読み終わる頃には、あなたの中の不安が希望に変わり、具体的な行動プランが見えてくるはずです。
インフラエンジニアの将来性は明るい(25年のキャリアが証明)

「AIに仕事を奪われるのでは?」「クラウドで自動化が進んで人が不要になるのでは?」そんな不安を抱えるインフラエンジニアは少なくありません。
しかし、筆者の24年間のキャリアと業界の動向を見る限り、インフラエンジニアの需要は減るどころか、むしろ高まっています。
その根拠として、筆者自身のキャリアと市場の変化、そしてこの記事で得られる価値について詳しく解説していきます。
理由1:クラウド・DX化でインフラエンジニアの需要はむしろ増加している
技術の進化により、インフラエンジニアの役割は「サーバーの面倒を見る人」から「ビジネスを支える技術戦略家」へと変化しています。
クラウドの普及により、従来のサーバ環境の知識に加えて、AWSやAzureなどのクラウド技術、IaC(Infrastructure as Code)による自動化の傾向があり、インフラエンジニアの需要は高まる一方なのです。
実際に転職市場を見ると、クラウドエンジニアの求人倍率は10倍を超えており、セキュリティエンジニアの需要も年々高まっています。
技術の進化は仕事を奪うのではなく、より高度で価値の高い仕事を生み出しているのです。
理由2:筆者は特別なスキルなしから20年かけて年収を4倍にした【再現性の高いキャリアパス】
「将来性があるのはわかったけど、それは一部の優秀な人の話では?」と思われるかもしれません。
しかし、筆者のキャリアは、特別な才能がなくても、技術への好奇心を頼りに学び続け、挑戦を繰り返すことで着実に市場価値を高めていけるという「再現性の高い」モデルケースです。
監視オペレーターとして年収190万円からキャリアをスタートし、そこから20年以上かけて、事業会社のマネージャーやクラウドの専門家、PMなどを経験し、今では年収820万円を超えるまでになりました。
大切なのは「好奇心」と「継続的な学習」です。新しい技術に興味を持ち、その時代に求められるスキルを身につけ続けることです。
このキャリアパスには再現性があります。特別な才能ではなく、正しい戦略と行動によって誰でも実現可能だからです。
この記事を読めば、あなたに合ったキャリアの道筋が見えてくる
この記事では、私の20年以上のキャリアパスをベースに、以下の点を徹底的に解説します。
- キャリアの全体像がわかるマップ
- 筆者のリアルな年収推移とキャリアの変遷
- 王道のキャリアパス5選とその先にある未来
- どんな時代でも通用する市場価値の高め方
- 明日から行動できる具体的なアクションプラン
この記事を読み終える頃には、あなたに合ったキャリアの道筋が、きっと具体的に見えているはずです。
インフラエンジニアのキャリアパス全体像

インフラエンジニアのキャリアは、大きく「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」の2つの方向に分かれます。
重要なのは、どちらが正解ということではなく、あなたの価値観と適性に合った道を選ぶことです。
以下が、インフラエンジニアのキャリアパス全体像です。
【スタート地点】
監視・運用エンジニア → 設計・構築エンジニア → 要件定義
【スペシャリストルート】
・クラウドエンジニア(AWS/Azure/GCP専門家)
・セキュリティエンジニア
・SREエンジニア
【ゼネラリストルート】
・プロジェクトマネージャー(PM/PMO)
・社内SE(DX推進/IT戦略)
・ITコンサルタント
【最終選択肢】
会社員(年収1000万円+)/ フリーランス / 起業家
筆者のキャリアは、両ルートを横断するユニークな道のりでした。技術的専門性を深めながら、同時にマネジメントやビジネス視点も身につけることで、市場価値を最大化できたのです。
【全25年分の年収データ公開】筆者のリアルキャリアロードマップ

ここでは、筆者の24年間のリアルなキャリアと年収の変遷をお話しします。これは単なる経歴ではなく、失敗も含めてリアルな体験をお伝えすることで、あなたのキャリア戦略の参考にしていただければと思います。
【黎明期】技術的好奇心を武器に、監視オペから事業会社へ
2001-2004年:零細SIer時代(年収190万→220万円)
2001年、筆者のキャリアは監視オペレーター年収190万円からスタートしました。金融系のSESで深夜に金融専門コンピューター(メインフレーム)の監視をする単調な仕事でした。
5、10年先には通用しなくなる仕事には将来性を感じず、LinuxやWindowsサーバーの技術を学びたいと強く思いました。
2005年:初回転職成功|零細事業会社 社内SE(年収220万円→270万円)
4年間の監視・運用経験を積んだ後、転職サイト(応募型)を利用して2005年に教育事業会社の社内SEに転職。年収は220万円から270万円へと50万円アップしました。
零細事業会社で2005年から2007年までの間、年収300万円まで年収アップしました。
何より「新しい技術を学べる環境」に飛び込めたことが大きな収穫で、この転職で学んだのは「技術的好奇心こそが、キャリアの原動力になる」ということでした。
【成長期】マネジメントと経営視点を学び、年収の壁を突破
2007年:初転職エージェントを利用|上場企業 社内SE(年収300万→412万円)
2007年にIT転職エージェントを活用し、事業会社(上場企業)の社内SEに転職しました。年収は300万円から412万円へと大幅アップ。
その時に大事にしていたのは、当時はインターネットを使ったITサービスが少なかったので、最先端のインフラを学び得ること。さらに上場企業であり様々なITサービスを展開している為、多くの学びがあると考えました。
2007-2019年:上場事業会社時代(年収412万→647万円)
インフラの運用・構築だけでなく、リーダー、そしてマネージャーとしてチームを率いる経験もしました。2019年には年収647万円まで到達。
この期間で重要だったのは、事業会社だった為、様々な子会社の情報システム部に異動になり、いろんなITサービスを学べたことになります。
事業会社で学んだこと:
- ITサービスマネジメントの体系的な知識
- 品質管理とプロセス改善のスキル
- 経営視点でのIT戦略立案
20人以下の子会社にいた際は、年間予算の策定や中期経営計画への参画を通じて、「技術者としてだけでなく、経営の視点を持つ」ことの重要性を実感しました。
【転換期】クラウド専門家へ。目的意識を持って市場価値を深化
2020-2021年:大手SES会社時代(年収647万→600万円)
2020年、39歳でマネージャー職からあえて現場に戻る決断をしました。
理由は明確で、世はまさにクラウド時代「このままでは市場に取り残される」という危機感と、
「AWS、Azure、GCPといった新しい技術に触れたい」という好奇心からです。
年収は600万円でほぼ横ばいでしたが、この転職には明確な目的がありました。
転職の目的:
- 大手SIerのプロジェクトマネジメントの実務経験
- クラウド技術(特にAzure/AWS)の実務経験
- SIerでのプロジェクトマネージャー経験
事業会社では得られないSIerでの実務経験を積むことで、自分の実力がどこまで通用するか確認したかった為です。その結果、成果がでるところと課題になるところが明確になり、次のステップに向けた準備ができました。
2021-2023年:AWS専業会社(年収600万→612万円)
実は、大手SES会社ではAWSに触る機会はほぼ無く、Azure案件のPMを担当していました。
その際に強く思ったのがAzureとAWSでは情報量と技術者が10倍ぐらい違うということです。AWSは間違いなくクラウドのデファクトスタンダードということを目の当たりにしました。
2021年にはeightからのスカウトDMを受けて、AWS専業会社に転職。「AWSを専任で学びたい」という目的意識を持った戦略的な転職でした。
- AWS認定資格(クラウドプラクティショナー、ソリューションアーキテクトアソシエイト)取得
- インフラエンジニアがクラウドを学ぶには価値観を変える必要がある
- 今後、インフラエンジニアはクラウドが必須の時代になる
この時期の学びとして、「年齢に関係なく目的意識を持った転職は、必ず成果につながる」と理解しました。
【飛躍期】スキルの掛け算と人脈で、唯一無二の存在へ
2023年:食品商社(年収612万→700万円)
AWSの専門性を高めていた2023年に前職の同僚から「SAP導入を手伝ってほしい」と声がかかります。これまで培ったスキルに、「SAP」という強力な業務知識を掛け合わせる絶好の機会でした。
スキルの掛け算:
- インフラ技術(20年の経験)
- クラウド専門性(AWS/Azure)
- プロジェクトマネジメント
- 新領域:SAP導入支援・BPR(業務改善)
リファラル(紹介)で食品商社に転職。年収は700万円へとアップしました。
2024年-現在:食品商社(年収700万→827万円)
2023年の転職で重要だったのは「スキルの掛け算」です。インフラ技術に「SAP」「BPR(業務改革)」という業務知識を掛け合わせることで、市場での希少性を高めました。
現在の職務内容:
- SAP運用保守チームのPMO
- SAP BTPクラウドのリード
- 事業部向けのBPR(業務改革)プロジェクト推進
この時期の学びとして「スキルの掛け算 × 人脈 = 市場価値の飛躍的向上」は、大きな武器になると確信しました。
キャリアの大きな分岐点「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」の本質

インフラエンジニアのキャリアを考える上で、最初に直面する大きな選択が「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」のどちらを目指すかです。
どちらが正解ということではなく、大切なのはあなたの性格と価値観に合った道を選ぶことです。
技術を深く追求する「スペシャリスト」という道
スペシャリストは、特定の技術領域で深い専門知識を持つエンジニアです。一つの分野を突き詰めることで、その道のプロフェッショナルとして高い評価と報酬を得られます。
こんな人におすすめ:
- 新しい技術を触っているときが一番楽しい
- 一つのことを深く掘り下げるのが好き
- 技術的な課題解決にやりがいを感じる
主なスペシャリスト職種:
- クラウドエンジニア(AWS/Azure/GCP認定資格の上位取得)
- セキュリティエンジニア(CISSP、CEHなど専門資格)
- SREエンジニア(自動化、監視ツールの専門家)
スペシャリストの強みは「替えが利かない専門性」です。特定領域でのエキスパートとして、高い市場価値を維持できます。
技術とビジネスを繋ぐ「ゼネラリスト」という道
ゼネラリストは、技術的な知識をベースに、ビジネス課題の解決や組織運営に携わるエンジニアです。技術の幅広い知識と、人や組織を動かすスキルが求められます。
こんな人におすすめ:
- 人とコミュニケーションを取るのが好き
- ビジネス課題の解決にやりがいを感じる
- 技術を手段として、より大きな価値を創造したい
主なゼネラリスト職種:
- プロジェクトマネージャー(PMP、プロジェクトマネジメント)
- ITコンサルタント(ITストラテジスト、中小企業診断士)
- 社内SE(DX推進、IT戦略企画)
- CTO/技術責任者
ゼネラリストの強みは「技術とビジネスの橋渡し役」として、組織全体に大きなインパクトを与えられることです。
【キャリア診断】あなたはどっち?適性を知る5つの質問
以下の質問に直感で答えてみてください:
- 新しい技術の記事を読んでいるとき、あなたは?
- A: 「どうやって動くんだろう?」と仕組みが気になる
- B: 「どんなビジネス価値があるんだろう?」と活用方法が気になる
- プロジェクトで一番やりがいを感じるのは?
- A: 技術的な課題を解決したとき
- B: チームをまとめて成果を出したとき
- 理想の働き方は?
- A: 一人で集中して技術を極めたい
- B: チームや顧客と議論しながら進めたい
- 10年後の自分はどうなっていたい?
- A: その分野の技術専門家として認められている
- B: 組織を率いてビジネスを動かしている
- 勉強したい内容は?
- A: 最新の技術仕様や実装方法
- B: ビジネススキルやマネジメント手法
結果:
- A多数: スペシャリスト向き。技術の深さで勝負しましょう
- B多数: ゼネラリスト向き。技術 × ビジネスで勝負しましょう
- 同数: ABだけが答えじゃない。両方を横断するユニークなキャリアを目指すのもありです
【王道5選】インフラエンジニアの具体的なキャリアパス

ここでは、需要が高く、目指しやすい王道のキャリアパスを5つ紹介します。それぞれの「仕事内容」「想定年収」「筆者の視点」をお伝えします。
どのキャリアパスも将来性があり、適切なスキルアップと戦略があれば年収800万円以上を目指すことが可能です。
クラウドエンジニア(AWS/Azure/GCP)
クラウドプラットフォームの設計・構築・運用を専門とするエンジニアです。最も需要が高く、将来性も抜群のキャリアパスです。
主な業務内容:
- クラウドインフラの設計・構築
- コスト最適化・セキュリティ強化
- オンプレミスからクラウドへの移行支援
- DevOps/CI/CDパイプライン構築
- コスト最適化・セキュリティ強化の提案
想定年収:500万円〜1200万円(経験・スキルレベルによる)
筆者の視点:クラウド技術は今後も成長分野です。特にマルチクラウド対応ができるエンジニアは重宝されますが、どのクラウドでも根本的なインフラ知識は共通です。
特におすすめなのは、「業界特化」で専門性を深めること。例えば「製造業のAWS移行専門家」「金融業のAzure専門家」など、専門家というラベルは強力な名刺になります。
セキュリティエンジニア
サイバーセキュリティの設計・運用・インシデント対応を専門とするエンジニアです。セキュリティ意識の高まりで需要が急増しています。
主な業務内容:
- セキュリティ規程の策定・監査
- セキュリティアーキテクチャ設計
- 脆弱性診断・ペネトレーションテスト
- インシデント対応・フォレンジック
想定年収:600万円〜1500万円(専門性の高さにより大きく変動)
筆者の視点:セキュリティは「守り」の技術ですが、ビジネス継続に直結する重要な分野。専門性を高めれば高い報酬が期待できます。
セキュリティの肝は「技術」と「運用」の両輪だということ。技術的な対策だけでなく、人的なセキュリティ教育や規程整備まで理解できるエンジニアの価値は非常に高いです。
プロジェクトマネージャー(PM/PMO)
ITプロジェクトの計画・実行・管理を統括するマネージャーです。技術的知識に加えて、マネジメントスキルが重要になります。
主な業務内容:
- プロジェクト計画策定・進捗管理
- ステークホルダーとの調整・合意形成
- 予算管理、品質管理、納期管理、リスク管理
- プロジェクトの業界知識・利用技術の理解
想定年収:650万円〜1500万円(プロジェクト規模・業界により変動)
筆者の視点:PM/PMOは技術とビジネスの橋渡し役として非常にやりがいのある職種です。大規模プロジェクトを成功に導く経験は、その後のキャリアに大きな価値をもたらします。
技術バックグラウンドを持つPMは強いです。なぜなら、「技術的な実現可能性」と「ビジネス要求」の両方を理解できるので、インフラ経験があることで、エンジニアとの信頼関係構築がスムーズです。
SRE(Site Reliability Engineer)
システムの信頼性向上とサービスレベルの維持を専門とするエンジニアです。Googleが提唱した比較的新しい職種ですが、クラウド時代のシステム運用の形だと言えます。
主な業務内容:
- サービスレベル目標(SLO)の設定・監視
- サービスの信頼性向上・可用性確保
- インシデント対応・ポストモーテム分析・改善活動
- 監視・アラート設計
- 自動化推進・運用効率化
想定年収:600万円〜1300万円(外資系企業では更に高額も)
筆者の視点:SREは「運用の極み」とも言える職種。筆者の長年の運用経験が活かせる分野で、個人的には非常に相性が良いキャリアパスです。
SREは「インフラエンジニア」と「開発エンジニア」の境界線上にある職種です。システム運用は、「障害は必ず起きる」を前提にいかに早く復旧し、再発を防ぐかを考えるSREの思想は、今後ますます重要になります。
社内SE(DX推進/IT戦略)
事業会社でIT戦略の立案・実行を担う社内SEです。技術的な知識に加えて、ビジネス理解と経営視点が重要になります。
主な業務内容:
- IT戦略立案・DX推進
- 社内ITシステムの企画・導入・運用
- ベンダー管理・予算管理
- 導入プロジェクトのPMO
想定年収:500万円〜1000万円(企業規模・ポジションにより大きく変動)
筆者の視点:社内SEは筆者が長年経験した職種。ビジネスに直結する課題解決ができ、経営陣に近いポジションで働ける魅力があります。
社内SEの醍醐味は、「IT」と「ビジネス」の翻訳者になれること。経営陣のビジネス要求を技術で実現し、現場の業務効率化を推進するため、地味に見えますが、会社の成長に直結するやりがいのある仕事です。
【これからの歩み】キャリア25年インフラエンジニアの3つの選択肢

キャリアを重ねていくと、多くの人が「この先、どう生きていこうか」という根本的な問いに直面します。筆者自身も現在、この問いと向き合っています。
年収を上げることは手段であり、最終的には「どのような人生を送りたいか」という価値観が重要になります。
選択肢1:会社員として価値を最大化し「年収1000万円以上」を目指す道
企業組織の中で専門性や責任を高め、安定した基盤の上で大きな成果を出すキャリアパスです。多くのエンジニアにとって現実的で魅力的な選択肢と言えるでしょう。
年収1000万円到達の条件:
- スペシャリスト:希少な専門資格 + 大手企業への転職
- ゼネラリスト:マネジメント経験 + 責任範囲の拡大
筆者の見解: 最も現実的で、多くの人におすすめできる道です。筆者も現在この道を歩んでおり、大手企業や外資系企業であれば、年収1000万円到達は十分達成可能です。
選択肢2:フリーランスとして「個の力」で稼ぐ道
組織に縛られず、自分のスキルを武器に自由な働き方を追求するキャリアパスです。高いスキルとフリーランスエージェントと繋がりがあれば、会社員以上の収入も期待できます。
フリーランス成功の条件:
- 明確な専門性(「◯◯といえばあの人」と言われるレベル)
- 人脈・信頼関係(仕事を継続的に紹介してもらえる関係性)
- 自己管理・リスク管理能力
- コスト管理(収入の35%は税金として管理)
筆者の見解: 高いリターンが期待できる一方、安定性や福利厚生は自分で確保する必要があります。40代以降で挑戦する場合は、十分な貯蓄と強固な人脈が必要です。
選択肢3:起業家として「社会の課題解決」に挑む道
今までの経験を活かし、自らビジネスを創造して社会の課題解決に挑むキャリアパスです。最もリスクが高いですが、最も大きなインパクトを生み出せる可能性があります。
筆者が起業を考える理由:
- 中小企業のDX推進(労働時間不足の解消)
- 日本のスマート農業推進(食料自給率改善)
- 環境エネルギー事業(海外資源から脱却)
筆者の見解: 正直に言うと、私自身も「会社に雇われる人生の先に何があるのか?」を自問自答しています。今まで培った経験を、より大きな社会貢献に活かしたいという思いが強くなっています。
起業への思い:
年収だけでは測れない価値観として、「自分ができる精一杯のことで世の中をより良くしたい」という想いがあります。リスクは高いですが、最もやりがいのある道かもしれません。
インフラエンジニアのキャリアパス戦略:まとめ

この記事では、筆者の24年間のリアルなキャリアデータを基に、インフラエンジニアの将来性とキャリアパスについて詳しく解説してきました。
最も重要なメッセージは、インフラエンジニアの未来は明るく、そしてキャリアのゴールは自分自身で決められるということです。
この記事の要点をおさらいしましょう:
- 将来性は明るい:クラウド・DX化により、インフラエンジニアの需要はむしろ増加している
- キャリアパスは豊富:スペシャリスト・ゼネラリストどちらの道も価値があり、年収800万円以上を目指せる
- 行動が全て:知識だけでなく、具体的な行動計画を立てて実行することが重要
筆者のキャリアの原動力は、一貫して「知的好奇心」でした。
新しい技術への興味、ビジネス課題への関心、そして「もっと良いシステムを作りたい」という想い。
これらの好奇心が、年収190万円から820万円超への道のりを支えてくれました。
技術は変わっても、人間の「好奇心」と「成長したい」という欲求は変わりません。あなたの中にも必ず、何かに対する興味や関心があるはずです。
最後に、筆者からあなたへのメッセージです。
キャリアに正解はありません。大切なのは、あなた自身が心からワクワクできる道を選ぶことです。そして、その道を歩むための最初の一歩を、今日踏み出すことです。
インフラエンジニアとしての豊富な経験と知識は、必ずあなたの武器になります。あとは、その武器をどう活かすかを決めて、行動するだけです。
次の成功者は、きっとあなたです。知的好奇心を武器に、理想のキャリアを実現させましょう。